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ナデッチの南インドでなんとなく日記

海外行きたいなら絶対に知っておきたい!今すぐチェック!!なんて情報はありません。

アシュラム2

 

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今、南インドは雨季真っ最中です。

 

日本の梅雨の、あの雨が「シトシト」と降り落ちる様、風情あるじゃないですか。あの控えめな、じとっとした感じ。でもね、南インド(西側)は、ちょっとどころか結構違う。。。なんていうのかな。嵐?さっきまで、あんなに晴れていたのに、いきなり台風直撃される感じ。でもまた時々晴れ間見せてくれたり。そんな天気の中、私はアシュラムでのソーシャルワークを始めました。

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↓ アシュラムって何?という方はこちらからどうぞ ↓

nadezhda8.hatenablog.com

 

そこは、市街地から車で30分。ここは医療系の大学があちこちにあって、行く途中でも医療大学(結構大きいですよ)が3つも並んでて、マレーシアなどから留学生が来てたりするそんな道を抜けると、だだっ広いエリアに入ります。高さのない山の中腹あたりで、アシュラム入り口ゲートが見え、クラクション鳴らすと中から7歳くらいの男の子が傘さして門を開けに来てくれました。(こういう時、車に乗ってる人は降りて自らゲートを開けません。インドですね。ちなみに運転してたのはアシュラムのプレジデントです。)

 

中に入ると何軒かの建物に分かれていて、ある一つの建物は子供用です。

 

そこには20人の子供達(ここは男の子)が暮らしています。片親、もしくは両親がいない、いるけど貧しくて一緒に暮らせない、など、事情はそれぞれです。

 

以前に「今度一緒に絵を描くよ〜」って挨拶しに来たのですが、その時に、「日本人よ。日本ってどこかわかる?」って聞いた時、すぐに答えは出なかったので、今回世界地図をプレゼントしました。想像以上に超喜んでもらえた。あと、世界の国のことを(国旗とか人口とか、どんな言葉を話して、何を食べて、どんな産業があって、、、っていろいろ絵がたくさんの)書いてある大きいけど薄っぺらな本も。(数年前に自分のお子達用に買って、大好評だったやつと同じのを選んでみました。)みんなね、何度も返そうとするの。「これはこのお部屋用だよ。ここに置いておいていいよ。」と伝えると、こぼれそうな笑み。

 

以前、私の絵を見てみたいと言う子が多かったので、インドで描いた絵も幾つか持っていきました。最初にそれを見せて、後、昔仕事で描いた絵とか(本の表紙絵に使っていただきました)昔、美大生の頃描いたのとか、展示した頃に描いたのとかいろいろをパソコン画面上で見てもらって。。。


で、そんなの見たのは忘れてもらって、


私が持参した絵の具。皆、何が始まるの?と興味津々な顔です。今日はプライマリーカラーだけね。と、赤 黄 青をそれぞれお皿に出し、適度な水で溶いて、「ほらこれ何色?」「ニーラ」「うん、青ね。」「じゃあ、緑はどうやって作る?」ってな感じで、オレンジ、緑、紫、茶色をクイズ形式で聞き色を見せて、で、B2サイズ(515mm x 728mm)の用紙を一人一枚ずつ渡し、

 

今日はこの3色だけね。あと筆は禁止。手とその指で描いて。画面いっぱいにね。自分だけの色と自分だけの形で描いてね!

 

と伝えてスタート!

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大きな紙に目一杯何かを描いて、ワクワクしたり、明るい気持ちになったり、ちょっと集中したりして、描き終えた頃には、みんな得意げな顔。乾かしてる時も、「僕の描いたの写真撮って!撮って!!」と、どんどん押してくるw すっごく目がキラキラしてて、「これ、僕が描いたの。すごくいいでしょ??」って自信に満ち溢れていて。

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「僕、マンゴー好きなんだ。」うん。すごく伝えわってくるよ。。。美味しそうだよ。

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このはしゃぎっぷりが 可愛い。

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多分、この子たちは、今回初めてだと思うの。

こんな大きな紙に絵を描いたのも、絵の具を(3色だけど)好きなだけ使えたのも、なんかよく分からない外国人の絵を描く人と絵を描く時間を持ったのも。

 

 

『一人一人がそれぞれに、無限の可能性を持ってるんだよ。人生これから先も色々あるだろうけど、まあそう悪くもないもんよ。』

 

 

って、ゆる〜く少しずつでも伝えていけたらいいなあ、と思ってます。

 

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お昼、アシュラムでいただきました♡ イドリランチ

 

 

お昼の後、折り紙で簡単な鳥(動くやつ)を教えてみたんだけど、みんな賢いの。2/3の子は私が何を伝えたいかを先に理解して折ってた。20人中3人は、2週間前に私が作ったやつ(すごく難しいやつね。3D折り紙の始祖鳥)を覚えていて、それを習いたいと言って、教えたらちゃんと順序を覚えていってた。

 

自分で言うのもなんだけど、思った以上に好評で、どの子も「次はいつ?」って聞いてもらえて嬉しかったです^^ なかなか良い時間を持てた気がします。

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私のイチオシはこの1枚。すっごくいい形でいっぱい^^

 

 

追記です

ちょうど帰りがけに、一人の女性がアシュラムに訪れました。5歳くらいの小さな男の子を連れていて、どうやらその子をここに置いて行く時だったようで、男の子は顔いっぱいに泣いてて、私も泣きそうになりました。プレジデント曰く、彼女の夫が死んでしまって、彼女にはあと数人、1歳半くらいの、もっと小さな子がいて、頼る親族もなく、育てられないのだと。いろいろな気持ちになりました。インドでなくても、どの国でも、もちろん日本でも起こっていることです。迎えるスタッフさんやプレジデント、男の子たちを見てると、アシュラムがあっただけ、よかったといつか思えるでしょうか

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さて、こんなとこにこんなこと書くのも何ですけど、ちょっと本音を書きます。

ある日本人の方が、発展途上国で貧しい子とお絵描きをしようプロジェクトを立ち上げ、ファンドを募っていたのを目にしました。もちろん素敵な試みだと思います。ただ、その企画は、絵の具とか、全部日本で調達。(現地の方が俄然安いんだけど。。。)その方の航空券と高級ホテル代が、もちろんそのファンドから出す仕組み。何十万ってお金集めることができているのに、そのほとんどは、その方達の滞在費、航空券、ファンドのお礼の品代などで占めていていることに、ちょっと疑問を感じました。

しかもそのプロジェクトは2日間だけ。その方は1週間滞在。楽しかったね!を1回っきりよりも、何度もそういう機会を与えられたらもっといいんじゃあ、と思ったのも、私が行動に移したきっかけの一つです。自分がやらずに、他の人に意見するのも嫌なので、今日までは書かずにいましたが、実行した今、こっそりとですが言わせていただきます。もうちょっといいお金の使い道あると思うよ。と。

日本人だもんね。綺麗なホテルに泊まりたいし、いい景色見たいし、せっかく来たんだからおいしいもの食べたいよね。

でも、そのホテル。そのプロジェクトに参加する子達は、きっと死ぬまでに一度も泊まることはない可能性が非常に高い、そんなとこだと思います。別に、現地の子に合わせて質素にしろとは言わないけど、でもさー、もうちょっとさ、、、

 

以上ボヤキでした。お目汚し失礼しました