電車風景
電車に乗ると、さまざまな物売りが来る。
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果物なら、サポタ、オレンジ、グアバ、軽食ならサモサ、カツレツ、、、
『カツレツ』は『カットレット』、あの言葉って英語だったのか。。。。とインドに住みたての頃、知ってびっくりした言葉の一つ。日本だと、カツ=トンカツで豚だけど、ここではベジの方がメインな感じ。
飲み物はチャイかコーヒー(どちらも激甘)、あとはトマトスープも来る。これは1カップ30ルピー(50円くらい)で、パンの端っこで作ったクルトンもどきがどっさり載ってる。ちなみに激辛。毎度、加減を知らないのもインドらしいと思う。
チャイは、値段が1カップ8ルピー〜10ルピーだと、ミルクが新鮮なやつではなく、粉にお湯を加えて作るタイプだと、前に電車に乗った時に向かいに座ってた兄ちゃんに教わった。私がお金払って、一口すすった後で「俺はそれは飲まん。」と。
早く言ってよね。
他に売りに来るのは、朝ならイドリ、ドサ、昼ならビリヤニ。ベジかチキンか卵、と選べる。あとはお菓子とかジュースとか。長距離電車なら、「ランチ注文する?」と聞きに来られる場合も。値段は様々で大抵60とか100ルピーのビリヤニが多いんだけど、一度コインバトールからチェンナイ行きの日中電車に乗った時、値段も内容も聞かずにオーダーしたら、一人150ルピーの超豪華なタリが届けられたことがあった。予期せぬサプライズである。お腹いっぱいに、食べて、寝た。(笑)
超長距離電車(例えば北インドのデリーから南の先端まで南下するような2晩3晩かかるやつ)だと、もっと楽しくて、キッチュなジュエリー、地図、偉人伝記本、神様像、即壊れそうなおもちゃ、だまし絵、絶対なくてもいいんだけど、なんか、長時間電車乗ってたら、まあいっか、と買ってしまうようなものを売りに来る。ストロー吹くとぴーって音って一部が伸びる鳥笛とか。Yシャツとか服を売りに来る人もいる。ホントなんでもあり。
まだ電車に慣れていない頃、苦手だったのは、電車の中を練り歩く『物乞い。』
もらえるまでそこをどかない。1等車を間違って予約し(←えっ)乗った時が一番嫌だったな。個室前にずっとお金回収できる恵まれるまで居座れられてしまう。インドは大陸だし、電車はゆっくりだし、慌てずそこに居られて、しかものぞき窓みたいなのからこっちずっと見られるのがもう心底居心地悪くて、、、、
これを2等、3等、とすれば、物乞い出現率は下がる。
ていうか、なんでわざわざ電車に。電車乗って物乞いし、どこかで降りて、また帰りの電車に乗るのだろうか。それとも電車に乗ったついでに物乞いでもすっか!というノリなのか???謎である。
さっき見たのは、「ウエディングなの。」とちょっと小綺麗に装った女性が物乞い。一応綺麗っぽくサリーを着て、銀色のトレーの上には50ルピー1枚がココナツとビンディ用の粉と一緒に置かれ、お婆なママ(役?)と一緒に現れた。
明らかに物乞い。ただ、知恵絞ってただの物乞いでは恵んで貰えぬからか「結婚するから、お祝いに頂戴。」と。ひょっとしたら、本当に結婚するのかもしれない。そんな年頃の見た目だったし。本当に結婚資金(持参金?)が必要で、だったのかもしれない。が、違うかもしれない。違ってもあってても別にいい金額(60円くらい)をあげた。「ありがとー!」と言い、さっとその場を去るその子。もし違ったなら、そんな事を結婚なんて理由掲げてまでしなくてはならないその女性と、そんな事を覚え、娘にさせてるおババなママが哀れに思えた。が、まあインド。なんでもありだ。
今乗ってるのは2AC(トゥーエーシー)、エアコン付きの2等車。2等車は2段ベッド。3等車は3段ベッド。2等車と3等車は、大抵長い長いインドの長距離列車の先頭か後ろに位置するため、駅で車両見つけるために歩き出す前に駅員に聞いたほうがいい。ミスると大変な距離をわたわた歩くことになるから。半端じゃなく長いからね!インドの電車は。
2等も3等も、その隣にただ座るだけの車両(価格差は0が一個違う感じ)があるので、ただ座るだけの席にも日中の移動に乗ってみたことあるけど、乗る人が様々すぎる。
2等3等だと、まあ、その金額出して乗る仕事の出張の人とか多くて、何が安心か、って(100%安心じゃないけど)携帯とかパソコンをカバンから出すことの抵抗がそうない感じ。(まあ、お金持ちは飛行機使うんだけどね!!!)
私はワイヤーをスーツケースとどこかの壁に結び、鍵をかけるようにしている。一人で移動の時、トイレなどにちょっと席立ちたい時、夜寝ている間に、いらぬ心配や疑いをしなくて済むから。
さー、そろそろチェンナイに到着。
西から東に移動は、夜の10時20分に出て14時40分着。何時間だ???
なんて考えずに久々に本読んで、目が疲れたらいっぱい眠れてもうなんでもOK。
今日もゆるーくがんばろっと。
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