ナデッチの南インドでなんとなく日記

海外行きたいなら絶対に知っておきたい!今すぐチェック!!なんて情報はありません。

アシュラム 1

f:id:Nadezhda8:20160527055438j:w250

こんにちは。ご無沙汰してます。

ナデッチです。

 

 

『アシュラム』という言葉をご存知ですか?

 

辞書やwikiで見ると、

ヒンドゥー教徒の人々の修行の場、

と書かれているのですが、

実際はちょっとというか結構違うのだと知りました。

 

スポンサードリンク

 

私の友達ヘマは、

娘が小1の時に、同じクラスメートの子のママ で、

1年に3回あるオープンキャンパス

(という名の3者面談)の時に

明らかに、他の保護者とは

全く異質の空気をまとってた事から

彼女に惹かれ、色々なイベントを経て

今インドで1番仲のいい友達なのですが、

 

 

その彼女が以前

 

「今日、自分の誕生日だったから、

何か社会貢献でもしようかと思って、

アシュラムに行って炊き出ししてきたのよ。」

 

と言うのを聞いて、私は初めて

『アシュラム』という言葉を知りました。

 

彼女はそこは『オーファン』と説明したので、

私がイメージする、辞書の上の言葉とは

ちょっと違うな。って思ってたのですが、

まだよく把握できなかった私。

 

ちなみにそこを経営しているのは、

彼女の義理のお父さんです。

 

 

私は、東京にある、一応有名な美大を出ました。

 

浪人もせずに現役で入れましたが、大学4年が終わる頃、

『働く』という感覚のすっぱ抜けてた私は、

そのまま大学院に進み、両親の言葉を借りるなら

『万馬券よりもレアな券に投資』である

鬼のような学費を両親に出してもらい、

 

そして、院に進む頃、漠然と思い描いていた、

「とりあえず、今学んでいることを10年やってみよう」

と、甘い!!!!ラッドゥ(インドの激甘砂糖の塊お菓子)

より甘い思考のまま、絵で仕事ぽちぽちしながら、

暮らしていたのです。

 

 

イラストではなく、自分が描きたいというだけの

自己満を形にし、そして、自分よりも

たくさんの賞を取り続けている先輩方が

「(この国では)絵では食えねえ。。。。」

と、路線変更や脱落していくのを見て、

 

そして自分が何度か展示会をして、

 

 

ああ、こりゃ、好きなことだけしてたら

生きてけないわ。

 

 

と、ようやく気づくのでした。

 

 

ただ、(恩師の言葉を借りるなら、)

『私は人よりも色々運が良くて、

人が望むものを、あっさり手に入れていく』

タイプであったため、

 

自分のアトリエも、欲しかった鋳物のプレス機も

結婚相手も、子供も、

 

途中何かを手に入れるたび

何かがすでに失われたことに気づきながら

進んできたのですが、

 

数年前に、ドカンと大事なことをたくさん失う機会があって、

これは本当に、私はもうダメかもしれないぞ。と

数年間どん底気分でいました。

 

 

ああ、話がずれてきている。。。。

まあいいか。

 

 

でも、どんなどん底でも、まあ上に上がるだけで、

どんな状況でも、楽しもうと思えば楽しめるわけで、

根性だけがたくましくなったのですが、

 

 

 

毎回父が電話で私に聞くんです。

 

「絵は、描いているのか」って。

 

 

 

正直、そんな精神状態でもなく、

お恥ずかしい話ですが、時間的にも金銭的にも

余裕もなく、

 

描けなく

描かなくなってしまっていました。

 

 

あんな大学出ておいてもったいない。

でも、思えばあの自分が選んだ学部は

全くもって就職向きではなかったような。。。。

 

 

自分が美しい、と思う人を見かけると

そのまま実物大で描いたり、

モノタイプ プリントを自宅でしたり

 

色々頑張ったけど、報われなかったけど、

やっぱり描きたい。

描き続けたい。

 

 

描くことで、無我夢中になったり、

子供見たく都合のいいことだけを詰め込んだり、

見たい色、囲まれたい色をちりばめたり、

 

こんなに楽しいのに。

 

 

 

この気持ちをうまく昇華できる方法と場所を

探し始め、

そして、ひらめいたのです。

 

 

インドの、貧しい子(でも心は貧しくないよ!)と

一緒にそういう時間を持とうって。

 

スポンサードリンク

 

 

ヘマのお義父さんは2つのアシュラムを持っており、

一つは、親が死んでしまったり、貧困を理由に

一緒に暮らせない子供たちが

アシュラムで共同生活を送っています。

以前路上で暮らしていて、ここに来た子もいます。

 

 

ちゃんと部屋を割り当てられ、

教育も、衣装も、医療も、食事も、

全て与えられる、夢みたいな場所です。

 

 

とりあえず、そこで、

2週に1回、絵を一緒に描く機会を持とうと思います。

 

 

自分が事業で成功してからすれば?なんて

言われそうだけど、

それとこれとは別だ!!!

 

多分。

 

ひらめいた時に、ダッシュできそうなことは

ダッシュした方がいいと思う。

 

失敗しても、後悔しないし

学習になるし。

 

 

 

というわけで、

今後の私のソーシャルワークについても

ここのブログに記していこうと思います。

 

 

 

なんか、

あんな大学に行ったこと、

初めて人の為に使えそうじゃない?

 

 

と、一人ワクワクしてます。

 

 

 

 

ではまた

今日はこの辺で

 

寄ってくれてありがとう!

 

 

 

写真は、うちの近所のアラビア海の砂浜。

ちょっと、貝多すぎだよね!!