ナデッチの南インドでなんとなく日記

海外行きたいなら絶対に知っておきたい!今すぐチェック!!なんて情報はありません。

心思うままに生きるということ

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こんにちは。ナデッチです。

 

南インド西側は、水と緑に溢れていて、

花も年中咲き乱れ、それはそれは綺麗で、

行き交う人々はとにかく穏やかで、

 

朝には外車なんかが走っちゃう舗装された道路を、

放し飼いの牛がトスッ トスッ、、、っと

草を求めて走り、

 

、、、

 

なんてのが、90%

 

だと思ってください。

 

 

 

ここに住んで知ったのは、まず『常に怒りキャラ』の人が

2%くらいの割合でいるってことです。

 

もうその人はキャラだから、仕方ないのだけど、

常に怒って怒鳴っています。

先制攻撃で怒鳴って怒って、相手を威圧するのね。

 

そんな人がいると知らずにその人に会いに行った時など、

うーわー。。。。って、まあ、なります。

 

 

私の場合、初めて会った怒りキャラの人は、

ガス屋のオヤジでした。

 

 

ここでは新築マンションにでも住まない限り

キッチンで火を使う場合、ガスストーブ(ガスコンロ)を買い、

ホースを買い、それにくっつけるべく、

ガスシリンダー(ガスボンベ)を入手しなくてはならないのですが、

 

これが難易度高かった。。。

 

 

大抵、ここでこういったミッションが出ると、

ドラクエ3の曲が脳内再生し始めます。

 

 

ガスシリンダーを手に入れないと、火を使った調理ができない。

ずっと炊飯器クッキング?そんなの嫌

いったいどこで手に入るのか?

(ちなみにIHクッキングヒーターも売ってます。買わないけど)

 

近所の人にあちこち聞くと、

「シリンダーが欲しいのはお前かい?」と

一人の婆が、メモ書きを1枚差し出してくるのです。

 

_人人人人人人人人人人人人_
> 大事なメモを手に入れた! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

そこには、大抵解読の難しい字で書かれており、

時にカンナダ語だったりヒンディー語だったりするのですが、

この時はラッキーなことに英語。ただ婆の字は汚かった。。。

 

 

それを解読し、電話をかけると、

出た受付担当の女性は、カンナダ語。。。

 

英語しゃべれる人に代わってください。と伝えると、

次出た女性も単語がわからなくなるとカンナダ語に。。。

 

諦めて電話を切る。(というか切られる)

そして婆に、再度かけてもらう。

 

写真、デポジットの金額、賃貸契約書、

その住所の昔の電気料金の請求書、、など

シリンダー入手に必要なアイテムがわかる

 

そしてそれらを全て入手し、気合い入れてガス屋へ向かう。

 

 

受付で並ぶはあのカンナダ語しか話せない女3人

 

シリンダー欲しい。新規だ。と伝えると、

奥のマネージャー室に行くよう顎で促される。

 

そして、入ると、

 

マネジャ「シリンダーが欲しくば、お前はここにある

ガスストーブ(ガスコンロね)を買わなくてはならない。

Rs.3800だ。(当時6千円くらいか?)」

 

いや、いらないです。だってもう、

自分の気にいったガスストーブを購入済みだから。

 

マネジャ「なんだと?!証拠を見せろ!!」と怒鳴り出す。

 

じゃあいいです。一旦帰ります。

 

 

ここで一度自宅へ戻り、ガスストーブのレシートを持って

再チャレンジ。

 

これ、買った証拠です。シリンダーください。(とレシート見せる)

 

マネジャ「!!!」

マネジャ「そのガスストーブが壊れたら、誰が責任とるんダァ!!!」

 

いや、そしたらその時、新しいの買いますよ

でも今はもう一つあるのだから、新たにはいらないんです。

 

マネジャ「クッ!!ガスシリンダー新規には、このガスストーブを

買ってもらわないと、契約はさせぬ事になってるというのにグヌヌ」

 

(それはアナタが自分の小遣い稼ぎにのために決めたことでしょ)

 

この後2時間くらいかけて、私も怒りの顔、優しい顔を

飴と鞭のように使い分け、説得し、

やっと

 

_人人人人人人人人人人人人_
> ガスシリンダーを手に入れた! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

 

たかだか台所に火を起こすのに、この騒ぎ。

どうよこの国。

 

 

で、話戻しますが、

ここでは例えば街中で、ちょっとした時にすぐに口論になります。

誰も感情をオブラートに包まねえ。。。。

 

 

車ぶつけたなあ!!!なんてのならまあ、私も気持ちわかるけど、

 

 

路肩の出店で

「ちょっ、俺の皿の(食べ物の)量あいつより少なくね?」

 

えっ、そんなので本気で怒り出すの?

 

 

そうすると、他人が気になるインド人。

即、人だかり。

 

他人が見てると気持ち高ぶるのか、さらにエスカレート。

気がすむまで怒鳴り散らします。

 

 

インドあるあるですね。

 

 

普段私も菩薩のような顔で暮らそうと心がけていますが、←

 

リキシャ(3輪タクシー)乗って、「〇〇行って。次右ね」と伝え、

次の交差点(は右に行かないと、直進して右折できなくて

左折してそのあと右折、と遠回り必要でお金がかかる)

 

これで右折せず直進しようとしたら、

まあ、般若が登場するよね。

 

 

(大抵般若効果で右折します。)

 

 

それでも右折せず直進したら、

もう大変ですよ。

 

 

たかだか数十円のために、

ローマにいる時はローマ人になりきるように、

インド人になりきる私。

郷に入らば郷には従えってね

 

 

 

すいませんでした、と10ルピー位値引きする人、

悪かった、と反対車線逆走してでも正規ルートに戻る人、

などが多いですが、過去に一度だけ、

 

「お前がそうしろって言ったんだろ?」

と嘘言ったリキシャワラー(運転手)がいて、

 

思わずバトってしまいました。(大人げない私)

これもインド人に習って、というかね。

 

 

リキシャワラが「警察呼ぶぞ!!」と言うもんだから、

ああ、呼べよ。こっちが呼んでやるわ。

と、非常に大人げない私も そのエリアの交通整備で

どこにポリスがいるか十分に把握してたので、

十数メートル先のポリスに事情を話し連れてきてやりました。

数十円のためになw

 

 

ポリスはこんなアホのような小さな案件のために、

「リキシャワラーよ、お前が間違っている」と言い、

その頃には山のような人だかり。

(暇人多いな)

 

「覚えてろよ!お前なんか二度と乗せねえ!!」と

捨て台詞を吐き、リキシャワラーは去って行きましたとさw

 

数十円のために。。。。

 

 

なんていうか、

こう、感情を解放するって、

いいと思うんですよね。

 

日本だと、感情をオブラートに何重も包み

心のうちに本音を溜め込むから、

お客様相談室とかそういう場所に、

今までの鬱憤を晴らしちゃったりするんだと思うけど、

不健康だよね。

 

 

 

 

だから、インドなんて、かわいいベビがいたら、

赤の他人の子なんだけど、みんなが

「超可愛いい!!写真撮らせて!!」って寄ってきて

抱っこしセルフィ撮って、

そのままベビのほっぺにムッチュ♡

 

そこには何の遠慮もありません。

 

みんな「こうしたい」「これ好き」「これ嫌い」

ハッキリしてます。

 

 

「明日結婚式に行くんだけど、よかったら一緒に来てくれないかな」

なんて言い方、しません。してもらえません。

 

「今日これから結婚式に行くから、お前をピックアップに行くからな。

一緒に来たいか?来るだろう?」

 

と、日本語に訳しても どこかぎこちない、

こんな言い方されます。

 

でもまあ、

一回の人生、

やりたいこと挑戦して、

好きなもの食べて、

言いたいこと言った物勝ちだと思うので、

 

そういう点では、

インド人の皆さんは、自己満足度が高そうで、

なかなか幸せそうで、いいですよ。

 

 

あなたはどうですか?